以前から、こどもたちに「自分の好きなものを見つける」ことをテーマにしたレッスンや本を作らせたいなと思っていたので、参考になりそうな「すき好きノート」という本を買いました。
これは谷川俊太郎著による自分の好きなものや風景、場所、映画、食べ物などさまざまなものメモしたりスクラップすることができる本です。
この本を読んでいたら浪人生の時に読んだ沼田元氣の言葉にある「好きなものをずっと信じ続けることができるかどうかが大切。」を思い出しました。
自分の好きなものをズラッと並べて誰かに見せるのはなかなか勇気のいることです。
けれどそれを自分自身に見せることがまず大事なのではと思います。
世の中のものの良し悪しをまだ知らないこどもたちにとって、色んな”好き”なものを見つける作業は楽しいだろうなと思います。
好きなものは人間の成長の中でどんどん変わります。沼田先生の教えに矛盾するかもしれませんが、
どんどん見つけて、どんどん飽きればいいと私は思います。ただそこで出会った感動をきちんと整理しておくと人は何かに迷った時の指針を見つけることができると思います。
たとえば私は、パナマレンコという芸術家が好きなのですが、この人は、空を飛びたくてさまざまな飛行機のような芸術品を作り続けたアーティストです。航空力学的にはとても飛ばないような形状の飛行機を作りました。その情熱もすごいのですが、見た目がなんとも詩的で可愛らしいです。
接合部分がとても頼りない感じで、また手作業の温かみもすごく、とても怖くて乗れない代物の飛行機です。
けれど独創的なパナマレンコならではの機能美なるものが表れています。
このようにみなさんも自分の好きなものを見つけてそれについて考えてみてはいかがでしょうか?
もしよかったら私にぜひその魅力を教えてください。
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