小学1年生〜現在小学2年生になった男の子の成長の様子を紹介します。
金曜日の小学生クラスに入会した彼は、
入会したばかりの頃、お母さんから絵を上手にしたいと絵の課題と工作課題を両方やってもらいたいと要望をいただきました。
そこで、
毎回のレッスンの最初20分は教本を使って絵のお絵かき練習、
そして、(片付けの時間を含めて)70分は工作課題、
という流れで90分のレッスンを受講してもらいました。
最初は、教本を目の前にしても描きたい題材が決められず、、
白い画面を前になかなか手が進まない様子でしたが、
スケッチブックに講師が◯を3個描き、
「よーし、今日はこの中に野菜を3種類描きましょう!よーいドン!」と声がけすると
スムーズに手が動くように!!
慣れてきたら◯を5個に増やし…そのうち講師の描く◯はなくても自分で描きたいものを選び
描けるように!!!
1年生の夏休みでは、粘土を使った造形にチャレンジし大きな恐竜を制作しました。
粘土作品で大きなものを作るときには、中にティッシュを入れることや、ヒビは指先に水をつけてこすると消えることなど言われてなくても自分ひとりでできるようになりました。
過去のレッスンで学んだことがきちんと吸収されていて、次の作品に活かされていることも
1年生なのに素晴らしいなと感心しました。
イメージを形にする喜びや感動や、
そして仕上がった作品を皆に見てもらい、認めてもらうことで自信も付いたのでしょうか、
日を追うごとにより意欲的に積極的になっていく彼の姿には感動します。
鬼滅の刃のキャラクターを立体で作りたいと、自主的に課題を決めて制作を開始した時も、
キャラクターの髪の色や羽織の色を「これは黒く見えるけどちょっと青いよね」とか「これは紫っぽいけど、赤?茶色を足したほうがいいのかな?」など細かいところまでよく観察し、絵の具を微調整しながら混ぜ、
そっくりな色を作り上げていたのにはビックリしてしまいました。
今では鉛筆デッサンにもチャレンジし、光や影の表現までできるように!
「工作は好きだけれど…絵はそんなに…」と躊躇していた姿からは想像もつかないほど成長し上達しました。
レッスンで絵が上手くなるのも1つの目標ではありますが、創作することで、想像力や観察力も磨かれていくことを実感します。
彼の成長は素晴らしく、レッスンに来ている他の生徒さんからも「えーうまいから、5年生くらいかと思っていた!」と驚かれていていました。
成長には個人差がありますので、人と比べることなく、無理強いすることなく、個性を大事にレッスンを楽しみながら子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。